盗聴･盗撮について
「自分でできる盗聴･盗撮対策」
盗聴や盗撮の被害から身を守る方法は、
なにも業者に依頼することだけではありません。
ここでは皆さんが自分自身でもできる盗聴、盗撮対策をご紹介します。
中には実践は難しいものもありますが、
ほんの少しの注意で効果が高いものもありますので、
「自分にもできそうだ」と思えた事は、すぐにでも実践していただきたいと思います。
------------------------------------------------------------------
自分で機器を探してみる
身の回りに盗聴、盗撮機器が仕掛けられていないか、
自分でも調べる方法はいくつかあります。
ただし、これらはあくまで簡易的な調査になりますので、
確実に盗聴、盗撮機器を発見できるわけではありません。ご注意ください。
|
１．
|
見覚えのない道具や置物が、身のまわりに無いか常に注意を払う。
|
|
|
「盗聴、盗聴機器の種類」のページでも紹介したとおり、
盗聴、盗撮機器は色々な物に偽装されます。
置物、時計、ペン、電源タップ、モジュラージャックなど、
何か見覚えのない物があったとき、
それが盗聴、盗撮機器である可能性は０ではありません。
誰が何のためにそれを置いたのか？という確認ができない場合は、
移動させてしまってもいいのではないでしょうか。
会社のデスク周辺や更衣室、トイレなどは特に注意が必要ですが、
自宅の場合でも恋人や友人などが頻繁に出入りするようなら、
やはり同様な注意が必要です。
また、更衣室やトイレ、浴場の脱衣所などでは、
不自然に置かれた段ボール箱や、小物などが乱雑に置いてある場所にも要注意です。
巧妙にカモフラージュされたものは難しいですが、
単純にビデオカメラや小型カメラが設置されている場合は、
さっとチェックするだけで発見できることもあります。
|
|
２．
|
市販の盗聴発見器を使う。
|
|
|
盗聴器を発見するための機器というものが存在します。
これらは無線式盗聴器が発する電波を受信し、
知らせてくれるというものです。
大型家電販売店などでも扱われており、
盗聴器などを買うよりもさらに簡単に手に入ります。
実際に盗聴発見器を使ったとき、確実に盗聴器が発見できるわけではありませんが、
専門業者に依頼するよりも安価で手軽ではあります。
あくまで”盗聴発見機”であり、盗撮には対応していないものが一般的ですが、
中には盗撮カメラに利用される電波を受信できるものもあります。
また、発見器を利用すると、誰かからプレゼントなどをもらったときに、
その中に盗聴器が仕掛けられていないかどうかの調査も手軽にできます。
盗聴発見器は２種類に大別できます。
 広帯域受信機
本来は盗聴器を発見するためだけに使われるものではなく、
色々な無線電波を音声として受信するための機器。
盗聴電波を調べるだけではなく、実際に盗聴されている音声も聞けるのが特徴。
盗撮電波も受信できる機種もある。
単なる盗聴電波発見器
盗聴器によく使われる周波数の電波に反応し、
音や光でその発信源を示してくれる機器。
広帯域受信機と違って音声は受信できないので、
盗聴器以外の電波に反応して混乱を招くことも少なくない。
これらの機器を使うときに注意しなければならないことがあります。
それは、私たちの身に周りには、テレビやラジオの電波、消防無線にタクシー無線、
電化製品などから出る電波など、常に多くの電波が飛び交っている、ということです。
そして特に注意したいのは、電化製品から出る電波です。
テレビや電子レンジ、パソコンやインターネットのモデムなど、微弱なものを含めれば、
全ての電化製品から電波が出ていると言えるのです。
またそれらの中には、盗聴器と同じ周波数の電波を発するものもあります。
盗聴発見器を使用するときは、これらの紛らわしい電波を見分けなければなりません。
もしも発見器を使って盗聴器を探すときは、このことにご留意いただきたいと思います。
場合によっては、やはり専門業者に相談することもお勧めします。
|
------------------------------------------------------------------
個人情報を守る
知り合いに電話番号やメールアドレスを教えるとき、
友人と外出先や待ち合わせ時間を話し合うとき、
通信販売の電話注文で住所やクレジットカード番号を伝えるときなど、
日常生活の中で重要な個人情報を口にする機会は意外と多いものです。
しかし、もしもそんなときに身近に盗聴器などが仕掛けられていた場合、
それらの情報は他人に筒抜けとなってしまいます。
その情報が元となって、詐欺や窃盗などの被害に遭うケースも少なくありません。
振り込め詐欺や悪質訪問販売のターゲットとされたり、
窃盗目的などの不法侵入を容易にしてしまったり、
最近ではインターネットで情報を公開されるケースも増えているなど、
その被害はますます深刻になってきています。
そこで、少しの手間をかけるだけでもできる、
個人情報を守るための方法をご紹介します。
|
電話で個人情報、特に何かの暗証番号やＩＤ番号、
クレジットカード情報などを電話で伝えなければならないときは、
公衆電話を利用するか、
自宅の外で周りに人がいない場所で携帯電話から電話をする。
|
|
|
知り合いなどに重要な情報を伝えるときは、
できるだけ携帯メールを利用する。
|
|
|
電話アンケートなどには正直に答えないようにする。
住所、氏名、年齢などは絶対に教えないのはもちろんのこと、
職業や趣味に関することなどにも答えない方が無難。
特に、ひとり暮らしかどうか聞かれたときは、
誰かと２人以上で暮らしていると答える。
|
|
|
住所や氏名が書いてあるハガキや書類を捨てるときは、
シュレッダーにかけたり、バラバラになるまで破いてから処分する。
|
盗聴とは関係無いものもありましたが、
以上のようなことを実践すれば、個人情報が他人に知られる可能性は
ずいぶん少なくなります。
面倒くさいと感じられる方もいらっしゃるでしょうが、
身の回りに少しでも盗聴の不安を感じらている方や、
個人情報漏洩に起因する犯罪から身を守りたい方には、
ぜひとも実践していただきたいと思います。
------------------------------------------------------------------
性的盗撮から身を守る
最近は盗撮被害の方が盗聴被害よりも増加傾向にあります。
そしてその被害者の９割以上が女性です。
ですからこの先は、主に女性の方を対象にお話させていただいているとお考えください。
盗撮を行う者、または盗撮映像に異常に興味を持つ者など、
いわゆる「盗撮マニア」は相当な数になり、
１００万〜２００万人以上と言われるほどです。
また、そういう人達のほとんどは、
普段の生活態度や外見は極めて”正常”であり、
盗撮趣味を持つことなど微塵も感じさせないものです。
つまり、あなたの身近にいる紳士然とした男性達に
そういった趣味があったとしても、さほど珍しい事ではないということです。
そして、あなたがそのターゲットとして狙われることも・・・
全くありえない話ではないのです。
しかし、普段から自分自身でちょっとした注意をすることで、
その被害を減らす方法もあります。
もちろんこれらの方法は、
全ての盗撮行為から身を守れるわけではありませんのでご注意ください。
|
１．
|
同性からの盗撮に注意する
|
|
|
「盗聴、盗聴の手段」のページでも紹介しましたが、
会社やプールの更衣室、公衆浴場やその脱衣所など、
本来女性しか入れないような場所で行われる盗撮には、
大抵女性の協力者がいるものです。
そういった同性による盗撮から身を守るために、
以下であげるような人達に注意するといいでしょう。
いつまでも着替えや脱衣を済ませずに、長い時間更衣室や脱衣所に留まっている人。
荷物を持ったままウロウロしているような人。
シャンプーなどの容器や洗面器などを持ち、
洗い場と浴槽、サウナなどを不自然に行ったり来たりするような人。
全く使用しないシャンプー容器など
（小型カメラが仕組まれている可能性がある）を持っている人。
具体的な注意としては、しばらく観察してみて不審に思える人には
近寄らないようにするなどです。
しかし、もしも不審な人を見つけたからといって直接声をかけるのは危険です。
お止めになった方がいいでしょう。
また、責任者などに訴える場合も、”うっかり、勘違い”では済みませんので、
くれぐれも慎重に願います。
|
|
２．
|
スカート内盗撮や水着盗撮に注意する
|
|
|
これらの盗撮は、カメラ付き携帯電話の普及や、
デジタルカメラ、ビデオカメラの小型化、低価格化が進んだことで、
性的盗撮の中で最も手軽に実行できるものになってしまいました。
そのため、その被害件数も当然急増しましたが、
比較的発覚しやすい行為でもあり、
新聞やテレビでそのようなニュースを見かける機会も
非常に多くなったと感じている方もいらっしゃるでしょう。
とにかく、自分が被害に遭う確率も高くなったということなのです。
少しでも被害に遭う可能性を減らすために、
注意しておきたいことをご紹介します。
本を立ち読みしているとき、お店で商品を眺めているとき、
駅のホームで電車を待っているときなど、
自分が立ち止まっているときに、自分の後ろに人が立っているのを感じた場合、
時々振り返る程度の警戒は最低限必要。
その際、後ろの人の顔を見るのではなく、自分の腰下あたりを確認する感じで。
自分が振り返ったとき、後ろの人に、
携帯電話を持っていた。またはそれを咄嗟に隠そうとした。
相手の足が自分の両足の間に置かれていた。（靴にカメラの可能性有り）
相手の手さげ袋やカバンが、自分の腰下付近にあった。
顔を背けた。急に移動した。
こういった不自然な反応がいくつかあるようなら、
その場から離れたり、付近にいる駅員や店員、警官などに相談する。
また、胸元に隙があるような服を着ているときは、
自分の上方にも同様な注意を払う。
エスカレーターやエレベーター、その他どんな場所でも、
なるべく壁に背中をつけて立つように心がける。
特にエスカレーターでは、手すり側に背を向けて横向きに立つだけでも効果は高い。
海水浴場やプールなど、水着になる場所での注意。
普通そういった場所で撮影するビデオや写真は、
友人や恋人、家族などが対象になるはずだが、
中には水着姿の女性だけをひたすら盗撮し続ける者がいる。
家族の映像を撮りながらも女性を盗撮する、といった呆れたケースもある。
とにかく、ほとんど泳ぐこともせず、
ひたすらビデオカメラを手に持っているような人、
特に、連れの人以外にカメラを向けていることが多い人などは、
明らかに不審者である。
自分で気をつけたいことは、そういった不審者に近寄らないようにすることだが、
場合によっては、付近にいる監視員などに通報するのも１つの手段である。
最近では、海水浴場やプールにも、
盗撮防止意識が非常に高いところが増えてきているので、
通報があった場合には然るべく対処をしてくれる。
以上、これらの対策には至らない点も多くあります。
満員電車内では思うように対処できない、
巧妙にカモフラージュされたカメラを使用されるとどうにもできない、
といったことなどがあげられますが、
それでもこれらの対策をしっかり実践すれば被害の減少につながります。
そして、「常に誰かに見られているかもしれない。」
という意識を持つのも非常に大事なことです。
しかし、過剰に反応しすぎるのはかえって問題とも言えます。
少なくとも、誰かが自分のそばで携帯電話を手にしただけで
盗撮をしていると思い込まないようにしてください。
|
|
３．
|
ホテルでの盗撮に注意する
|
|
|
カップルで利用するホテルでの盗撮対策ですが、
これは条件が限定されるのでご注意ください。
こういったホテルでの行為の性質上、部屋の電気が消されるのは当たり前のことですが、
暗闇での撮影を可能にする、赤外線を発する装置というものが存在します。
赤外線というのは人間の目には見えませんが、
ビデオカメラなどでは確認することができます。
暗闇でそれを照射すれば、人間には光が一切感じられなくても、
ビデオカメラではしっかりと撮影できてしまうというわけです。
つまり、いくらホテルで電気を消していても、
もしこれらの装置が使われていれば盗撮されてしまうということです。
そこで、こういったホテルに入った際には、
まずは不審な赤外線が発せられていないか確認してみましょう。
その方法は、部屋の電気を消し、自分の携帯電話のカメラ越しに（ディスプレイ越しに）
部屋全体を眺めてみるだけです。
（ただし、赤外線には対応していないカメラもあるので注意してください。
テレビのリモコンなどを押したとき、
カメラ越しに見てリモコンの発光部が光ることを確認できるようなら、
あなたのカメラは赤外線にも対応しているといえます。）
赤外線はカメラで確認することができるので、
もしも部屋の電気を消しているのに、
カメラ越しでは明るく光って見える場所があるならば、
間違いなくその部屋には赤外線を発する機器があります。
とくにベッド周辺を照らすように赤外線が発せられていたら、
盗撮カメラが仕掛けられている可能性も非常に高いので、
その部屋は絶対に利用してはいけません。
この方法は他と同様、確実に盗撮を防げるわけではありませんが、
しっかり実践すれば、やはり盗撮被害に遭う可能性を減らす事ができます。
|
|
４．
|
マジックミラーに注意する
|
|
|
更衣室や試着室、ホテルの壁などにマジックミラーを設置し、
その裏から覗きや盗撮を行うというケースがあります。
そういった行為を防ぐには、
普通の鏡とマジックミラーの区別がつけばいいわけですが、
その見分け方は案外単純なものです。
マジックミラーの裏側には空間がありますが、
表側を指でコツコツとノックしてみて、
音の違いでそれを探るというものです。
裏側に隙間や空間があると、比較的軽い音に聞こえますが、
これは壁の中に埋められた柱の位置を探るのと同じ方法です。
また、マジックミラーは表側から強い光を当てると、
裏側が透けて見えるものが多いので、
ペンライトや携帯カメラのライトなどをかなり接近させてみると、
マジックミラーを発見できることがあるかもしれません。
なかなか本物のマジックミラーを見かける機会はないでしょうが、
覚えておいても損はないでしょう。
|
多岐にわたり性的盗撮の防止法や注意点を述べてきましたが、
何度も言うように、これらは完璧な防止法ではありません。
しかし、恐ろしい盗撮被害や
それに起因する様々な犯罪から身を守るためにも、
できそうなことはぜひ実践していただきたいと思います。
------------------------------------------------------------------
自分でできる盗聴、盗撮対策として色々とご紹介してきましたが、
もしもこのような被害に対して自分ではどうにもできないとき、
また、周りに相談できる人がいないようなときは、
どうか私どものような専門業者にもご相談ください。
弊社におきましても、確かな技術と知識、そして最大限の誠意と細心の注意を持ちまして、
皆様の不安を取り除けるようご協力いたします。
このページのトップへ
＜＜ 戻る
「悪質業者にご注意を」に進む ＞＞
|
